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駅
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ほったらかしにできない保田〜私が出逢った保田を愛する人々〜
(千葉県 )
菊地かさね
2023年(第27回) 優秀賞・毎日新聞社賞
調べる学習部門 大人の部昭和初期を代表する俳人・水原秋桜子が保田(ほた)小学校の校歌を作詞したことを知り、作者の懐かしい土地と優れた俳人との接点に興味を持ちました。調べるうちに、保田の自治振興に尽力した伊丹信太郎と秋桜子が共に俳誌『馬酔木(あしび)』の同人であり、切磋琢磨する関係だったことが明らかに。校歌は秋桜子の忘れえぬ情景を詠んだもの。作者は多くの文人墨客が集い、愛した保田の魅力を再発見しました。
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仮想プロジェクト『自分の家の前に駅を誘致する方法』
江戸川区立篠崎小学校 5年 (東京都 江戸川区)
5年
三木颯祐
2022年(第26回) 文部科学大臣賞
調べる学習部門 小学生の部(高学年)僕の家の前に都営新宿線新駅を! 駅舎は隈研吾さんに、駅名は「三木家前」にと、この上なくはっきりとした調査動機。作者は母の力も借りて、国土交通省やJR東日本、篠崎駅駅長、区役所に連絡を取り、”誘致”を目論見ます。結論は「赤字になってしまう。江戸川が邪魔。難しい」。だが将来は新線プロジェクトに関わる職業に就くという夢を持ちました。
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都営新宿線と街の発展
江戸川区立篠崎第二小学校 6年 (東京都 江戸川区)
6年
平野 武
2021年(第25回) 優秀賞・日本児童教育振興財団賞
調べる学習部門 調べる学習部門 小学生の部(高学年)自分の住む町と祖父母の住む那珂湊を比較して、鉄道が与える影響に興味を持った作者。都内の交通が車中心に変化したせいで、路面電車に代わり地下鉄やバスが増えたことを学びます。沿線にある17の図書館を巡り、各駅の歴史と発展の様子を克明に綴って、街の発展に鉄道が不可欠と感じ、将来は街づくりに携わりたいと夢を語ります。
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山脇延吉翁からの贈りもの 「神戸電鉄」誕生の物語
(兵庫県 三田市)
藤田裕彦
2017年(第21回) 文部科学大臣賞
調べる学習部門 大人の部「神戸電鉄」を生んだ山脇延吉(えんきち)。物資や文化の往来を阻んでいる急峻な六甲山系を、鉄道敷設に全力を挙げた郷土の偉人の足跡を、各所に残る碑や建造物をたどって調べました。翁の自力更生の精神こそ現代の人々に必要だと考え、子ども・若者へのメッセージとしてまとめました。
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かもつれっ車のたび どこからきて、どこへいくの?
墨田区立二葉小学校 小学1年 (東京都 墨田区)
小学1年
荻原宗義
2017年(第21回) 文部科学大臣賞
調べる学習部門 小学生の部近所にある線路、 実は電車が走っていないのでは!?と疑問を抱いた荻原さんは、「謎の線路」の正体を調べ始めます。線路をたどりながら次々と生まれる疑問を解いて、それが貨物列車の線路だと突き止めます。貨物列車の歴史や役割、物流の仕組み、地球環境への取り組みにまで迫ります。
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アクアライン鉄道は実現できるのか?
袖ケ浦市立昭和小学校 小学6年 (千葉県 袖ケ浦市)
小学6年
広瀬一樹
2016年(第20回) 文部科学大臣賞
調べる学習部門 小学生の部アクアラインバスの利用に不便を感じる家族を見て、アクアラインに鉄道を通せばいいと考えた広瀬さん。鉄道のプラス面とマイナス面を考察し、設計上既に存在する3本目のトンネルを利用したオリジナル路線図を構想します。関係機関への取材をもとに都市計画案も作成しました。
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無人駅問題はどうすれば解決できるか‐南海電気鉄道を例に‐
清教学園高等学校 高校3年 (大阪府 河内長野市)
高校3年
米田天音
2013年(第17回) 優秀賞・図書館振興財団賞
- 高校生の部経営合理化のため、全国で増えつつある無人駅。そこで生じるさまざまな弊害を指摘し、地域社会に貢献する鉄道の役割を確認、鉄道会社と行政の取り組みを調査し、解決策を提案します。
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郷土史 調べ学習支援への探求
桑名市立中央図書館 - (三重県 桑名市)
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桑名市立中央図書館
2008年(第12回) 優秀賞・日本図書館協会賞
公共図書館部門 図書館の部2004年から桑名市立中央図書館で続けて行われている「昭和の記憶」事業。市民から資料提供を受け、聞き取り調査も行いながら郷土資料を強化していく、その全容をまとめた作品です。
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まぼろしの電車E331系
袖ケ浦市立昭和小学校 小学1年 (千葉県 袖ケ浦市)
小学1年
岡田朋樹
2008年(第12回) 優秀賞・日本児童教育振興財団賞
学校部門 小学生の部電車が大好きな朋樹くん。幼稚園の窓から、めずらしくてかっこいい電車が通過したのをみて調べてみると、京葉線E331系の試運転だったことがわかり、E331系についてもっと詳しく調べていきます。
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塩の道と雪国の暮らし
慶應義塾普通部 中学2年 (神奈川県 横浜市)
中学2年
河野維一郎
2006年(第10回) 文部科学大臣奨励賞
学校部門 中学生の部新潟県糸魚川から長野県松本に抜ける道を塩の道といいます。調べていくと、日本全国に塩の道があり、人間に必要とされた塩が内陸の地に運ばれたことがわかりました。海の塩を求め、糸魚川—静岡構造線に塩の道が出来ていく経緯。フォッサマグナの地形と道の関係。姫川という暴れ川による道の被害。道は海と山の産物の交換ルートでもありました。ぼっかが雪道に荷を運ぶなど、雪との闘いの中でも道は守られてきました。道には道祖神や地蔵があり、また、薙鎌打ちの神事など道と生活を物語る文化があります。行き交う道には宿場があり、土地にあった建物が生まれます。牛方などの泊まる宿を模型で再現するなど、塩の道とそこで生きてきた人間の生活を想像していきました。