ある日自転車で走っていたら、線路と踏切を見つけた。単線でまっすぐ伸びた線路だ。電車を待ってみたが、電車がこない。一体この線路はどこからきてどこへいくんだろう?
- ①この線路は、どこからきてどこへいくんだろう。
- ②なぜ単線だろう。
- ③ もしいきている(使われている)線路だったら、乗ることができるのか。
- ④ なんの目的で作られたのか。
探検に出発だ!
江東区南砂から南に線路をたどってみよう!

この線路は単線だ。
ということは本数が少ないのかも。
車の多い道路なのに、踏切があったら、渋滞になっちゃうんじゃないかな。
発見! ここは越中島貨物線です。
と書いてある!この線路は貨物線の線路だった!!
→図鑑で調べてみた

僕は乗れないんだね、ざんね〜ん
線路は江東区塩浜が終点だった。そこは長い鉄置場だった。長い鉄の正体は、レールだ! 南砂線路公園というのがある。この公園は日本かもつ鉄どう株式会社の線路跡地を利用した公園で、間近でかもつ列車が見学できるよ!

線路の正体はわかった。でも詳しいことが謎のまま。最初は南に線路をたどってみた。今度は北に進んでみたよ!

江東区南砂小名木川駅を発見!
でも、駅なんてどこにもない。
- この線路は「越中島線」という貨物の線路だった。
- 貨物なので乗ることはできない
- レールを運ぶための線路のようだ
- 小名木川駅ってなんだろ?
(もしかしたら、幻の駅なのかもしれない) - 実際にかもつ列車が走っているところをみてみたい!
→調べてみた!

江東区郷土資料を調べてみた!
地元の図書館(江東区立豊洲図書館)で資料がないか、聞いてみました。すると二冊の資料を探してくれました。
- 下町情報誌「深川」
- 自主研究報告書「小名木川」
この2冊から2つのことがわかりました。
- 小名木川駅について
- 越中島支線の役割
かもつ列車をみる!
僕は実際にレールを運んでいる
かもつ列車を見てみたくなった!
JR貨物時刻表で、調べてみた!
時刻表によると新小岩12:10発越中島貨物12:22となっている。もう1本は越中島貨物13:42発新小岩13:55着となっている。南砂線路公園の看板には1日3往復と書いてあったけど、今は1往復になっていた。これなら単線でも十分だと思ったよ!

ついにキター!大きい!!赤い列車がやってきた!ゆっくりと通過。
レール用の長い貨車を引いていた。

かもつ列車の秘密
僕は他のかもつ列車のことも知りたくなった
- かもつ列車にはどんな種類があるの?
- どんなものを運んでいるの?
- かもつ列車とお客を乗せる列車の線路は同じなの?
- 国内のどこを走っているの?
- 貨物はあまり種類がないのかもしれない
- 夜中に走っているのかな?
→まずは実際に見に行って、気がついたことを本で調べたり人に聞いたりしてみたい
もっとかもつ列車をみにいこう
①新小岩信号場
越中島支線のスタート地点が新小岩信号場。ここでかもつ列車が見られる。
新小岩信号場は、かもつ列車の入れ替え、機関車の付け替えのための停車場の一種で、大正15年2月にできました。(JR貨物時刻表2017より)
かもつ列車の種類を調べてみよう
電気で走る電気機関車 EF65型、EF66型、EH200型ブルーサンダー、EF210型桃太郎、EH500型金太郎、EF510型レッドサンダーなどがあるよ。軽油で走るディーゼル機関車 DD51型などがあるよ。
このほかに平成25年には青函トンネル区間を中心に走るEH800型という新型の電気機関車も登場したんだよ。

かもつ列車の路線図をみた!
かもつ列車の時刻表には全国の貨物路線が乗っていた!

僕が住んでいる東京を見てみてみると、越中島貨物駅、新小岩信号場が載っている。さらに「隅田川駅」を見つけた!これはなんだ?早速見にいこう。

JR貨物隅田川駅のプレートを発見! 駅の奥にはコンテナがたくさんあった。僕が思っていたより、ずっと広くてゴツゴツしたところだった。

隅田川駅をみていたら、新しい謎が出てきた。
- なんで駅なのにホームないの?
- 駅員さんがいない。どんな仕事をする人がいるの?
- コンテナはどこからきてどこへいくのか
- コンテナの中はどんなものが積まれているの?
この駅は常磐線とつながっているから東北方面に荷物を運んでいるのかな。それとも線路は全部つながっているから、人を乗せる列車のように全国に荷物を運んでいるのかな?
→JR貨物に取材に行った!

・どんな仕事をする人がいるの?
隅田川駅は明治30年に完成し、石炭や木材を扱っていましたが、近年はコンテナを主に扱っています。駅での仕事はフォークリフトでホームへ下ろしトラックへ。機関車の運転士、フォークリフトを操作する人、コンピューターで管理する人などが働いています。

・隅田川駅は1日にどれくらい貨物が発着していますか?
全部で41本です。
・どうしてホームがないのですか?
ホームと呼ばれる場所はあるんです。フォークリフトでコンテナを積み下ろしする場所がホームです。
・どこにどれぐらいコンテナを運べるのですか?
最大で20両の貨車を引くことができます。1両に5トンのコンテナを5つ乗せられ、一度に100個ものコンテナを運ぶことができます。

- 貨物駅にもホームがあって、コンテナの積み下ろしをしていた
- 駅員さんがいない代わりに、フォークリフトを操作する人などがいる
- 隅田川駅では主に、北海道、東北、北陸地方の荷物を扱っている
- コンテナの中には食料品、工業製品、印刷物などが積まれている
- かもつ列車は一度にたくさんのものを運ぶことができる

エコレールマーク
エコレールマークってなんだろう

エコレールマークは鉄道貨物輸送を使って、地球環境の保護に積極的に取り組んでいる企業や商品を認定するマーク。こういうマークをつけることでより多くの人が地球環境のことを気にかけ、貨物輸送に興味を持ってくれたら素敵だなと思います。
JR貨物 貨物列車路線図
全国に走っている貨物列車とは?

日本で貨物列車を運行している代表格、日本貨物鉄道(JR貨物)は、1980年国鉄分割民営化で誕生。第二種鉄道事業者として、各地域のJR旅客会社から線路を借りて貨物列車を運転している。そのため旅客列車と貨物列車は同じ線路を使っている。「貨物列車の秘密」より
謎の踏切から始まった線路をたどる冒険。物流と地球環境の話にまで広がった。色々調べていくとかもつ列車は僕たちの生活の近くにあることがわかった。インターネットで買ったものや夕食の野菜などもかもつ列車に乗っていたのかもしれない。
ドロやホコリのついた車体はかっこいい。僕はそんなかもつ列車が大好きだ。
今日もかもつ列車は日本のどこかを走っている。ありがとうかもつ列車!頑張れかもつ列車!