「カメムシって、フルーティーなあじがするんだって」。しんぶんにかかれていたニュースをお父さんがおしえてくれました。「えっ、むしってたべられるの?」「どんなあじがするの?」「おいしいの?」たべることが大すきなわたしは、どんどんきになりました。そこでなつやすみにいろいろしらべることにしました。

ムシってほんとうにたべられるの?

わたしの予想

かたくてたべられないかも。にがいあじがしそう。
それともすっぱいかもしれない。口がきーっとなりそう。

どんなあじがするの?
そこで・・・とうきょうで、ムシをたべるきょうしつにさんかしました!

おしえてくれたのは、こん虫りょうりけんきゅうかのうち山しょういちせんせい。

調べてわかった!

ムシをたべることを「こん虫しょく」といいます。

はじめてムシをたべました。セミのかおがこっちをむいていて、さいしょはゆうきがいりました。でもセミのようちゅうはナッツのようなあじでした。アゲハのふんちゃは、あまいあじ。ぜんぶたべられました!

おいしい虫ベスト10

調べてわかった!

これまでたくさんの虫をたべてきたうち山せんせいが「とてもおしかった虫10しゅるい」を教えてくれました。

だい10い イナゴ…日本人のおおくがたべたけいけんのあるこくみんてきでんとうしょく。つくだにや、すあげでたべる。
だい9い コオロギ…さっといためてかみしめるとやせいのうまみがたっぷりつまったあじ。
だい8い ツムギアリ…見た目は、しろいごはんつぶ。はじめて虫をたべる人むき。
だい7い トノサマバッタ…うまみもこくもあり、たべごたえまんてん。あげるとピンクいろに。エビやカニにちかいしょっかん。
だい6い タイワンタガメ…ようナシににたにおいをだす。シンプルなサラダがおすすめ。
だい5い モンクロシャチホコ…サクラのはっぱをたべて大きくなったよう虫をつかまえる。け虫という見た目からはそうぞうできない。サクラのはっぱのかおりがする。
だい4い セミ(よう虫)…はごたえまんてん、ナッツあじ。とくによう虫がおいしい。
だい3い クロスズメバチ…よう虫やしろいさなぎをつくだにで。
だい2い オオスズメバチ…「ぜんよう」は「フグのしら子」のようなあじ。
だい1い カミキリムシ…よう虫に、あまからいタレをぬってやくと、かわはパリパリ、中はトロリとあまく「マグロのトロ」のようなあじ。

じぶんでつかまえて、たべてみよう!

こんどは、じぶんでつかまえたセミをりょうりしてみることにしました。

つかまえたセミは、まずふっとうしたおゆで、ゆでます。いきたままりょうりすると、にげたり、あぶらがはねたりしてあぶないからです。土のよごれもおちてきれいになります。

セミをふくめ、だいたいの虫はあぶらであげるとおいしくたべられるそうです。わたしもあぶらであげてたべることに。できあがったセミは、つやつやになりました。

調べてわかった!

ツクツクボウシはしおのあじ。
アブラゼミはナッツのあじがしておいしかったよ!
セミは、せかいでは、ごちそうとしてたべられています。にくや、さかな、マメをたべるのとおなじように「たんぱくしつ」というえいようもとれ、体にとってもいいそうです。ふるいじだいのちゅうごくでは、みぶんのたかい人がたべるとくべつなたべものだったそうです。フランスのこん虫がくしゃ・ファーブルがたべたはなしもゆうめいです。
虫は大むかしからごちそうだったんだね!

日本のこん虫しょく

日本ではいつごろからたべられてきたのかな?

調べてわかった!

「1200ねんいじょうむかし、バッタのなかまのイナゴがたべられていた」というきろくがのこっています。
こん虫がくしゃ・三やけつねかたのちょうさによると、大しょうじだい、バッタ(イナゴ)、ハチのよう虫、カイコのサナギなど、ぜんこくで55しゅるいの虫がたべられていました。

しかし、いまの日本では

  • せいかつやしょくせいかつがかわったこと
  • 虫がつかないように、さくもつをそだてるほうほうがひろがったこと
  • じゅうたくちがふえて、虫のすむばしょがすくなくなったこと

によって、虫をとったり、たべたりすることが、すくなくなってきました。

せかいのこん虫しょく

調べてわかった!

おもにアジアやアフリカ、みなみアメリカを中しんに、バッタやイモムシ、アリなどがふだんのせいかつの中でたべられています。げんざい、せかいでは20おくにんいじょうの人が虫をたべていて、せかいの3人に1人が虫をたべていることになります。

調べてわかった!

こん虫は、しられているだけでも100まんしゅいるといわれています。わたしたちがたべている虫はその中の1900しゅるい。ほんのすこしなのです。

こん虫しょくはこれからどうなる?

しらべてみると、いろんな虫がおいしくたべられることがわかってきたよ。こん虫しょくはこれからどうなっていくのかな?

わたしの予想

タピオカみたいに、にんきになって、じぶんでおせわしながら、いつでもすきなときにたべられるようになる。

調べてわかった!

こん虫しょくは、こくさいきかんからも、ちゅう目されています。
「こくれんしょくりょうのうぎょうきかん(FAO)」がはっぴょうしたほうこくしょによると、2019ねんのせかいの人口は75おく人をこえていて2050ねんには、100おく人をこえるというよそくがあります。人がふえるとそのぶんたくさんのたべものがひつようです。いままでたべてきたかちく(ウシやブタ、ニワトリ)のにくがたりなくなり、ねだんがたかくなったり、とりあいになったりします。たりないぶん、虫をたべるのです。

調べてわかった!

また、こん虫しょくはちきゅうにとってもやさしいたべもの。
これまでわたしたちがたべてきたかちくのゲップやフンからでる「おんしつこうかガス」は、ちきゅうをあつくさせることでもんだいでした。
虫はあつさにもつよく、ちきゅうをあつくさせるガスをほとんどだしません。

わたしたちをたすけてくれるこん虫しょく。
ちゅう目されるのには、りゆうがあるんだね!

こん虫しょくはすごい!

調べてわかった!

すごい①エサはすくなくすむし、ほとんどたべられる!

たとえば、コオロギの体じゅうを1キロふやすのにひつようなエサは2キロ。でも、ニワトリは2.5キロ、ブタは5キロ、ウシは10キロものエサがひつようです。それから、ウシ1とうのたべられるぶぶんは、はんぶんよりすくないですが、コオロギはほとんどがたべられるのです。

調べてわかった!

すごい②こん虫はえいようまんてん!

えいようがあってバランスがいいこん虫しょく。体をつくるのに大せつな「たんぱくしつ」がとてもおおく、おなじりょうでくらべると、とりにくよりおおいことがわかります。

調べてわかった!

ほかにも、うちゅうのけんきゅうをする人たちが、こん虫しょくにちゅう目。たべるもののこうほに、カイコのさなぎがえらばれています。カイコは小さなたまごでうちゅうせんではこべるし、かいこをそだてるクワの木は、さんそもつくってくれるからです。

大むかしからたべられてきたカイコは、みらいのうちゅうでも大かつやくするなんてすごいな!

わたしの虫グルメ

さいごに、虫がにがてなおねえちゃんでもたべられるこん虫りょうりをじぶんでかんがえてみました。

虫がにがてな人でも、小さくしたり、こなにしたり、もとのかたちがわからないようにかこうするとたべやすくなりそう!

わたしは、ことしのなつ、いろいろなむしをたべました。こん虫しょくのきょうしつでたべたコオロギやセミ、カイコ、ハチの子。インターネットでちゅうもんしたタガメサイダーやかんそうしたコオロギ、イナゴやザザムシのつくだに。わたしは、虫がこんなにおいしくたべられるなんて、とてもびっくりしました。

でもやっぱり、じぶんでつかまえてすぐにたべたセミが一ばんおいしかったです。あついおゆにいれるとき、「ジージー」ないて、すこしかわいそうでした。おとうさんが「いつもたべているさかなやおにくも、さいしょはいきていたんだよ」とおしえてくれました。だから、ごはんをたべるとき「いのちをいただきます」ということで「いただきます」というのだとわかりました。

えいようまんてんのこん虫しょくは、これからせかいの人がふえて、たべものがたりなくなったときにやくだつと、いろんなところでちゅう目されています。まだまだにがてな人もおおいけれど、たべるとおいしいこん虫しょくがもっともっと人きになればいいなとおもいました。みなさんもこん虫しょくにちょうせんしてみませんか?