参考・引用文献リストの書き方
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どこでなにを調べたか
図書館名のリストを書こう
「調べる学習」の作品づくりは、テーマに関連する資料や情報(他の人の著作物)を収集し、それらをもとに自分の意見や考えをまとめ文章で表現します。
まとめるときは、「調べた情報から分かったこと」と「自分の考え」を分けて書くことが大切です。調べるなかで参考にした情報(本、Web、新聞など)の出典※のリストを作品に付けてください。
また、自分の考えの根拠を示すために、文章や図、写真、新聞記事などの情報をそのまま作品に利用する場合もリストに加え、本文では利用した箇所に出典を明記するなど必ず引用のルール(著作権法)に沿ってください。
※出典:故事、成語、引用句および事柄などの出所。また、それの出ている書物。典拠。(精選版 日本国語大辞典より)
参考・引用文献リスト用紙
調べたときに利用した資料名と図書館名のリストを必ず付けてください。
下記の3種類の用紙をダウンロードしてお使いいただけます。
引用・参考文献の書き方
調べコンでは、引用がきちんと書かれていない作品は選外となります。
引用ルールをきちんと守って、作品づくりをしてください。
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とじる
参考文献の書き方
調べるときに参考にした情報や資料は、必ず、「参考文献リスト」(参考にした情報や資料のこと)を付けてください。
下記はよく使われる資料の出典の書き方の基本形と具体例です。
【 参考 】
藤田節子『レポート・論文作成のための 引用・参考文献の書き方』(日外アソシエーツ、2009)
「引用・参考文献の書き方」作成テンプレート http://inyo.nichigai.co.jp/
図書1冊を参考にした場合
著者名.書名:副書名.版表示(*初版は省く),出版者,出版年,総ページ数,(シリーズ名,番号).
例) 立花隆.ぼくはこんな本を読んできた:立花式読書論,読書術,書斎論.文芸春秋,1999,375p,(文春文庫).
図書の一部分を参考にした場合
著者名.“見出し”.書名:副書名.版表示(*初版は省く),出版者,出版年,開始-終わりのページ,(シリーズ名,シリーズ番号).
例) 名和小太郎.“9 交流ではなく直流”.エジソン理系の想像力.みすず書房,2006,p. 47-50,(理想の教室).
例) 立花隆.ぼくはこんな本を読んできた:立花式読書論,読書術,書斎論.文芸春秋,1999, p.10-12,(文春文庫).
事典や辞書の1項目を参考にした場合
著者名.“見出し”.書名:副書名.版表示(*初版は省く),出版者,出版年,開始-終わりのページ,(シリーズ名,番号).
例) 安藤剛久.“乾めん”.食品産業事典.上.第7版改訂版,日本食糧新聞社,2003,p.319-326.
雑誌記事を参考にした場合
著者名.記事タイトル:副タイトル.雑誌名.出版年,巻数(号数),はじめのぺージ-終わりのページ.
例) 大江健三郎.知識人となるために.すばる.2007,29(8),p.24-42.
新聞記事を参考にした場合
著者名.記事タイトル.新聞紙名.出版年月日,朝夕刊,版,該当ぺージ.
例) 遺産申告漏れ1年間で4076億円.朝日新聞.2007-12-18,朝刊, p.33.(著者名がなければタイトルから書く)
Webページを参考にした場合
著者名.“Webページのタイトル”.Webサイトの名称.更新日付.入手先,(参照年月日).
例) 東芝.“会社概要:歴史と沿革”.東芝ホームページ.2008.http://www.toshiba.co.jp/about/histo_j.htm,(参照2008-03-21).
引用のルール
情報や資料を引用するときには、引用した箇所に注番号をつけて、レポートの最後に、注番号順に、引用した情報や資料の著者名や書名など(出典という)を必ず書いてください。
引用した文章は、自分の文章と区別をつけるために、「 」や“ ”などでくくりましょう。
例1: ・・・アサリは1個で、「1時間に1ℓ以上の水をろ過する能力があり、海水をきれいに保つ役割を果たす」1)という。
例2:・・・・わが国の総人口は約1億2千700万人である2)。・・・・
これを、レポートの最後に下記のように出典を書きます。
引用文献
1.“アサリ”.ポプラディア1.ポプラ社,2002,p.60.
2.総務省.“人口推計月報:年齢(5歳階級),男女別推計人口”.総務省統計局・政策統括官(統計基準担当)・統計研修所統計データ.http://www.stat.go.jp/data/jinsui/tsuki/index.htm,(参照2009-4-13).
あるいは
例3: ・・・アサリは1個で、「1時間に1リットル以上の水をろ過する能力があり、海水をきれいに保つ役割をはたしている」(“アサリ”.ポプラディア1.ポプラ社,2002,p.60.)という。
のように、引用した文章や図表のそばに、書いてもかまいません。